【岡崎ぎゃざこども造形教室】

『岡崎ぎゃざこども造形教室』CM作ったり演劇したり幅広い表現方法で子供たちの個性を爆発させています。

2章 「造育こうざー無限お絵かきー」

2017.10.12 

 

「造育こうざ」とうとうはじまりました。 

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岡崎ぎゃざ造育スペース

「造育こうざ」

 

初回の講座は

「無限お絵かき」

 

無限のお絵かきとは

壁・床にむかって、

ふだん家や学校では制限があるお絵かきを、

子供たちが自分の思う存分に発想しカタチにできる

無限の可能性を秘めたお絵かきです。

 

 

 

ねらい

 

無限お絵かきには、2つのねらいがあります。

 

1.協調性

 

今回、絵を描いてもらうのは、自分の背より高い大きなホワイトシート。

 

一枚のホワイトシートにお絵かきをしてもらうねらいとして

お互いに協調しあうことです。

自分の陣地をきめて、ひとりでお絵かきをするのではなく、

他の子の作品に自分の作品をコラボするくらい協調しあうように。

 

そうすることで「岡崎ぎゃざ造育こうざ」という、ちいさな社会の中で

他人を尊重しつつ、じぶんを表現する力を身につけます。

 

これは大人になり社会に出たときに

じぶんの意見をどう相手に伝え納得させるか

この力をはぐくみます。

 

 

2.発想力

 

このお絵かきでねらう発想力は、

「どれだけ普段にとらわれないか」ということです。

お絵かきというと、A4サイズなど決められた紙の上で完結します。

この普段ではない状況で、どう発想するかです。

 

その理由から一枚の大きいホワイトシートを選びました。

 

大人になると

「それは面倒だから、やってはダメなことだから」という

固定概念にとらわれがちですが、、

社会を便利に豊かにする発想は、

意外と身近な発想から生まれるものです。

そんな柔軟な発想力をつけていただきたいです。

 

 

さて、実際にやってみて子供たちはどんな動きをしたのでしょうか?

 

バラバラにお絵かきをするのか

それともお互い協調しあってひとつの作品をつくり上げるのか。

 

むじゃきな子供の、素直なひとつひとつの動きを

観察し作品とともに、まとめました。

 

子供の反応はいかに・・・

 

こうざの流れはこちら。f:id:okagyaza:20171018101129j:plain

 

 

①あいさつ、自己紹介

初対面と言うこともあり、みんな少し照れていました。

 

小学1年生の女の子は特に苦手のようでした。

(やっぱり恥ずかしいよねぇ。これから岡崎ぎゃざで少しでも堂々と伝えられるようにしていきましょう!)

 

 

②お絵かきの説明

みんな理解力は高く、詳しい説明は要りませんでした。

小学3年生の男の子は、「すぐにでもやりたい」と意気込みをきかせてくれました。

 (意欲的なのはとてもうれしいです。この好奇心と姿勢は大人でも見習うべきだと思うほどです。)

 

 

③いろんな発想

 ここが今回のキーポイントです!

 

ひとり一枚、ワークシートを渡します。

 ↓

そのワークシートに

すきな絵を描いてもらいます。

 ↓

絵を描いた自分のワークシートを隣に回していきます。

回されてきた他の子の絵に、自分がアレンジをくわえて

また、隣へ回していく

 

という連想系お絵かきをしてもらいました。

  

この作業をすることで、

子供たち同士に協調性が生まれることをねらいました。

 

 

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すると…

子供たち同士では会話がなかったのですが、

だんだんと会話が増え、すんなりと仲良くなることができました!

 

(作戦成功です。今回参加してくださった子供たちは特にガンガン会話する子たちでした。講師たちにも全く動じず話してくれるので、やりやすかったです◎)

 

 

 

 ④実際にかいてみよう!!

 

ここから、実践です。

 

 

 まず小学3年生の男の子が勢いよく

うん〇を描き始めました。

これは全員にインパクトを与えました。

それからずっと、誰もが笑ううん〇ネタは尽きませんでしたね。

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小学二年生の男の子は

ずがいこつの人体構造まで詳しく描いてくれました。

よく知ってるね~と感心。

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小学 一年生の女の子は

最初は絵の具を使って描いていましたが、

「なんか描きづらいなぁ~」と言ってペンで描き始めました。

自分に合ったやり方で表現するのはとても良いことです。

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小学二年生の男の子は

変わった形をしたスポンジの廃材に絵の具を塗りだし

ハンコのようにしてスタンプしていきました。

この発想はモノをいろんな角度で見られる視野が必要なことなので

素直にすごいな!の一言。

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最初はそれぞれの絵を描いていた二人でしたが

描いたイラスト同士が会話していたりと物語性が生まれていきました。

 

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 ⑤お気に入りを写真にしよう!

自分の好きな部分を撮ることで、

どの角度からどの配置で撮ったらベストなのかを考え、

結果撮ってみてどうだったかも自分の目で見て確認することができます。

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 ⑥⑦片付け&まとめ

今回は、ひとりずつお気に入りの部分を発表してもらいました。

緊張しながらでしたが、よくがんばりました!

 

 壁や床に向かってお絵かきをする経験はそうそうないと思います。

普段の常識から一歩ふみだして、思いっきり描く。

やったことのないことを、やってみるという好奇心と発想力。

この経験が今後の人生に生かされていきますように。

岡崎ぎゃざでは

もっともっと今までになかったような面白い体験ができる場にしていきます。

 

それでは長文になってしまいましたが

最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回の講座もお楽しみに~。