4月12日(木)第13回造育こうざを開催いたしました!
今回のタイトルは
「周りのもの全部吸収!自分フィルターで表現するコラッとコラージュ」
今までで最長のタイトルになりました。
ちょっと長すぎるでしょと思うのが普通です。
きょうの自己紹介
初めての子でも知っている子でも
自己紹介は毎回みんなでしています。
なぜ毎回するのか?
学校でも大人になってからも、堂々と自分のことを話せるようにになってほしいと思うからです。わたしたち自身、みんなの前でしゃべることに慣れていたほうがぜったいに良い、という経験があるがゆえです。
そんな自己紹介、
名前と共に、いつも簡単な質問をしていますが、今回は・・・
ラーメンのことどう思う?
普通の質問に飽きていたので、こんな質問にしてみました。
みんなの答えは、
とんこつはコクがある!
つるつるしてる!
あつい!
などいろんな回答が飛び出しておもしろい♪
好きかどうかではなくどう思っているかがポイント。
コラージュとは?
のりで貼り付けるというフランス語なんだそう。
切って貼って切って貼って。
お察しの通り、今回はコラージュをします!
ねらい
「コラージュ的思考」
コラージュ的思考とはコラージュ(貼り付ける)のように自分の経験したことや周りのモノを組み合わせながら、考えることです。
なぜコラージュ的思考が必要なのか
人の意見や周りをみて参考にしたり判断する力をつけてほしいからです。
それは一人だけで考えたり、行動しても結局それは一人の考えられる範囲でしかないからです。
一人の力だけで考えるのではなく、他の人の意見も取り入れ柔軟に考えられる力が社会に出てから必要になると考えます。
でも急に人のこと見て、参考にして自分のフィルター通して表現しよう!なんていわれてもできるわけない。そりゃそうですよね。
ということで
コラージュをする前に
みんなにいくつかの“観察”をしてもらいました。
こちらは、このこうざで最終的につくる、完成見本。(ぎゃざ作)
実はこの作品には、テーマがあります。
どんなテーマなのか当ててもらうことにしました。
①朝から元気いっぱい
②プリンセス気分
③鼻水がでそう
④人生に迷ってそう
⑤隠れて悪いことしてそう
⑥みんなたのしい
テーマを当てるために
この作品からのメッセージを読み取ろうとすることで
おのずと“観察”する状況をつくりました。
みんななんとか読み取ろうと、
細かいところまでじっくり観察していました。
正解は、
⑤隠れて悪いことをしてそう
なコラージュをしてみました。
誰ひとり当てられなかった・・・笑
答えをいったら妙に納得してくれました。笑
次に、こんな絵を用意しました。
「バベルの塔」展図録よりブリューゲルの、「阿保の祭り」という絵を題材にしました。
なにしていると思う?と問い、ひとり10個ずつ考えてもらいました。
「へんなことしている人がいる」
「あたまに血がのぼってそう」
「きもちがわるい」
「ボールのお祭りやってるところだね」
などなどたくさん出してくれました。
もちろん正解はありません。
さらにもうひとつ。
Masashi OzawaさんのJah Shakaを題材にしました。
「町中の電気を盗もうとしてる」
「サイコパス」
「こげぶどうみたいだ」
などなど他にもたくさん想像を膨らませました!
今回は本物のアート作品を使用しましたが、何でも良いんです。
お茶碗だってティッシュだって、自分の手相でもいいんです。
じっくりじっくり観察することで、
なんでここにしわが入るんだろう?
この線はどんな意味があるんだろう?
連想することが大事です。
そんな連想ゲームから考える力は養われていくと考えています。
テーマ決め
今回はそのたくさん出した感想から、
テーマをひとつ選んでもらうことにしました!
そしてそれを封筒に入れて、他の子には分からなくします。
なぜか?
他の子にどんなテーマかを想像してもらうためです!
発表の際に、この子はどんなテーマで作品をつくったのか、当てあいをしてもらいます。
ここでも“観察”のねらいが期待できます!
さあ、みんなお待ちかねの
つくる時間
はやく作りたくてウズウズしていました。
この子は、文字を中心に切り取って文字遊びをしていました。
好きなように並べ替えて、造語を考えられるのもコラージュの魅力です。
夢中で作り始めています。
早すぎてカメラがおいつかないぃ
かなり吟味してコラージュするパーツを選んでいます。
相当考えていることが予想されます。
はい!今回はここまでです!
次回4/19(木)は、作品づくりの続きと少しねらいの時間を設けます。
どんな作品になるかほんと~うにたのしみです(^^)