8月2日(木)
第26回、造育こうざを開催いたしました!
今回は、子供たちのリクエストに応えたこうざなのです。
やっぱりお客様第一で、子供たち目線でやっていきたいと思っております!
きょうの自己紹介
今日の質問は
「たこ焼きのたこがたこじゃなかったら、なにが入ってる?」です。
今回は、どんな発想が出てくるでしょう?
「くさったタコが出てきてウエーってなる」
「タコじゃなくてイカ!」
「とうちゃんがいたらニラがはいってる!」(一同笑)
なんだかイカ多めでした。笑
なんだかこの程度の質問だと物足りなさそうな様子でした。
着々とどんな質問にも答えられる力が身に付いてきているようです。
次は難問を問いかけてみます!
どんなステージにする?
ステージのいろいろな写真をみんなで見ている図。
どんなステージにする?
世の中にはどんなステージがあるんだろう?
そもそもステージはどんな役割があるのだろう?
岡崎ぎゃざの反省点は、
ステージ作りのヒントを岡崎ぎゃざが用意しなかったことでした。
今回は子供達から発端のこうざだったので、
なにか考えがあるのかと思い
希望の材料だけを用意しました。
しかし、ステージをつくるといっても子供達の力では
どんなステージがあるのか?
どうつくればいいのか?
まだ分からないようでした。
そのため、迷っている子供達をみかねスマホで検索。
やはりヒントを出してあげるとたくさんアイデアが浮かぶようでした。
「自由にやっていいよ!」よりも「〇〇はどう?」など少しのヒントを与えると子供のアイデアはどんどんでてきました。
考えるさせる聞き方(環境づくり)がとても大切なんだと気付くことができました。
つくる時間
ステージの土台となるものを写真奥の四角いダンボールにすることに。
しかし、問題発生!?
ダンボールの中身は、もちろんスッカスカ!
「乗ったら絶対つぶれるよね?笑」さぁどうする?
とりあえず、ありったけの素材をぶちこむことに!
四角いダンボールの中にスポンジを、むぎゅっ!むぎゅぎゅっ!
詰め終り、乗って確認・・・
さぁ、いかに!?
3人乗ってもダイジョーブ!?
ひずむダンボール。沈む靴。イナバ物置の足元にも及ばない強度と判断。
練り直し、もう一度、はじめから!
「だったら端っこをしっかり固定すればいいんじゃない?」
位置にこだわり、考え、再度つめなおします。
お、こちらは?
飾り付けの担当です。
絵を描いたり飾り付け係を任されました。
大勢で一つの作品をつくると、どうしても役割分担が必要ですよね。
そんなときは自分の得意なことを発揮できる役割に就任すべきです!
上の写真の子は、自分は絵を描き、飾りをすることが得意だから!
と言うことでステージデザイナーに!
自分が苦だと感じることは人にまかせ、自分が得意なことをする。
これが本当の天職かと思います。
例えば
「私なんて喋るくらいしかできない」という子は苦なくみんなの前で喋れるので、そこを存分に発揮すべきと考えます。自分が思う以上にその能力は相手になかったりするものです。
こうして、みんなで一つを作ることは
「私はみんなのために何ができるだろう?」
「どんな役に立てるかな?」
と考えるきっかけになり人への自分の価値が見極められるようになると考えます!
自分の居場所は自分でつくりだそう!!
そこへもう一人参戦!
ステージデザイナーにもう一人就任。
仲間が出来たことでデザインの幅も広がります!
土台担当もいます。かなり苦戦中のご様子。
プラモデルのパーツなど、ありとあらゆるものを詰めていきます。
おっどうしたんだ?!笑
大好きなプラモデルで使う色付け機械(サーフェーサー)を準備し何かに色を塗りたいとのこと。
どうやらこの子はステージつくりではなく、
ステージと言えば「戦い!(ヒーローショーかな?)」と連想し、戦うための武器をつくるんだそう。笑
まだ、ステージすら出来ていないけど考えが先行しすぎかな?
とはいえ、それを大人が一辺倒に伝えたところで響きませんよね。
だって、本人がそれに気付いてないから。
本人が気付いて、ようやく大人の意見に耳を傾けます。
これはチラシ配りにそっくりなんです!
人から強引にもらったチラシなんて「またゴミが増えちゃったわ、やれやれ」なんて思いませんか?笑
それよりも自分から取りにいったチラシは、
「あらなぁに?いいイベントざますわねぇ。」
なんて、自然と興味が湧くんです。
話は長くなりましたが、子供達の目線と気持ち(心理)をくみ
今回、この子には武器作りを続行させました。
当然、違うことをしているので
「なにしてるの?」と疑問をもつ人があらわれたり。笑
ちらばった材料たち。
今度はなにごとじゃけぇのー!?
一旦中身を全部出して、やり直したようです。
飾り付けチーム。
土台担当のリーダー(勝手に呼んでいる)は、
ちゃんと飾り付けチームの飾りを活かしながら、木の板を上に貼るようです。
さすがリーダーだ。
彼は、途中から土台担当のリーダーに「やっぱりステージ別のにしない?」と相談を持ちかけましたが、さすがに途中では意見が通らず、色塗り担当としてせっせか塗っておりました。
こちらは、ひとり盾をつくる少年。
すると・・・。
「ところで僕ってなんでこんなことしてるんだっけ?」
おお~~~!
自分だけみんなと違うことをしていることに、自分の力で気がついた!
ということで私から助言。
「まだステージ出来上がってないのに、武器作りははやいんじゃないかな?」
少年「うん。たしかにそうかもね。」
どうやら気付いたよう。
盾作りをやめるという判断までは行きませんでしたが、自分で先走りしすぎたことに気付いたよう。
自分で気付けただけでもよかったです。
ステージ土台の強度はなかなかのもの!
ここからはデザインしていきます。
おお!完成はもうすぐか!
グラデーションも入れたいという女の子。
自分たちの似顔絵を描こうという提案!数人が賛成。
照れくさい子や絵に興味がない?子は描かず。
ステージ作りに触発された樋口が似顔絵を担当。
ステージに自らの顔を刻む。でしゃばるな樋口!笑
「すぐヘンな絵かく~~。やめてー!」と罵倒される樋口。
つ、ついに完成!
盾もなんだかステージらしいではないでしょうか。
下、似顔絵集です。
ぎょ、魂ぬけとるな。
はい!
ということで!
盾がステージの背景と化して、
時間内に全員納得のステージができました!
すごいすごい!カタチになった!
今回はどうなるかなぁと終始子供たちにお任せしていました。
自分たちで提案したステージ作り。
だからか、いつも以上に一体感があり、時間内に終わらせることを気にしていました。
つくりたい!カタチにしたい!と言わなくても伝わってくる。
子供たち「一杯つくりたいから片付けは3分でやる!」
すぐ片付けられるように、つくりながら手が空いた子は片付ける。
こんな光景ははじめて。
応援したい気持ちになり、自然と私たちも散らかっている道具を片付けていました。(いつもは子供たちが気付くのを待ったりしていますが)
これが子供たちが主体のこうざなのか!と。
いい意味で私たちが必要なくなると、本当の造育こうざなのだと感じました。
今後もしこのステージが壊れたら、
修正しながらこのステージを使い込んでいこうと思います!
思い入れのある作品がまたひとつ、岡崎ぎゃざに誕生しました。