【岡崎ぎゃざこども造形教室】

『岡崎ぎゃざこども造形教室』CM作ったり演劇したり幅広い表現方法で子供たちの個性を爆発させています。

第30章「ー造育こうざーぎゃざハウスをつくろう!その1」

9月6日(木)、第30回造育こうざを開催いたしました!

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(見本の人間ハウス)

 

今回のこうざは

「ぎゃざハウスをつくろう!」

でございます。

 

見本としてわたしたちが簡単に製作しました。

 

きょうの自己紹介

今日の質問は「もし家でひとりになったらなにしたい?」でした。

今回は家にまつわる質問にしました。

さぁ、どんな回答が飛び出すのでしょう~

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「まずはYOUTUBEに投稿するね」

YOUTUBEとテレビ見まくる!」

「父母にナイショでプレゼントつくる」

「思いっきり寝っころがる」

「スプラツーンのゲームとYOUTUBE!」

「お母さん早く帰ってこないかなぁって怒って待ってる!」

 さすがYOUTUBE人気ですねぇ

わたしなら思いっきり偏食するかなぁ~

 

みんなが楽しみにしていた家づくり

ということで、まずは

イメージしよう!

見本の人間ハウスのつくりを見て

自分たちはどういう家にしたいか考えます。

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けっこう大きめ1m×1mあります。ひとり1家のつもりでおりましたが・・・

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女の子たちは

「ひとり一つ作るの!!??」

「無理だよー!」

「みんなで一つがいい!!」

男の子たちは

「絶対一軒家がいい!」

と意見がまっぷたつ。

 

もちろんそこは好きなようにしてもらって大丈夫です。

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つぎに設計図を描きました。

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もう少し見本が必要だったかな?

みんなサザエさんみたいな家になっています。笑

いやいや、こういう家がつくりたいんだよね!ごめんごめん笑

 

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つくる時間

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今回は木を使って家をつくります。

材木店さんのB品や使わなくなった木を頂いてきました!

これ全て使います!

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4mもあるながーーい木を切っていただきました。

 もし、きらずにこのまま使ったらどれだけ大きい家になったんだろう・・・。

童心のこころがうずきます。

 

ヤスリヤスリヤスリ!!

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木を組み立てたり、クギを打ったりはまだまだ!

まずは、約60本ある木材を全員でヤスっていきます!笑

この家作りで一番の難所になるでしょう。

この難関を一日で突破する事はできるのでしょうか!?

 

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電動のヤスる機械を用意いたしました。

その名も「サンダ」(サンダー)

大きな音で本体を振動させ次々とヤスっていきます。

 

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こちらの子は木工が大好き。

この写真は片手ですがノリにノッている時は「ダブルーーーー!!」二刀流でやっていました!

はやいはやい!これでヤスリが苦手な子の分もカバーできます。

なんでも助け合いが必要ですね!

 

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この子もはじめてのサンダーにうきうき。なんでもチャレンジです。

 

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ここで半分くらいの時間が過ぎ、疲れの色が出てきました。

特に女子。笑

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女子はヤスリはそんなに好きじゃないみたい。細かい作業は得意だけど、好きじゃない。って感じです。

仕上がりを見ると男子よりも丁寧できれいな曲線を描いており、トゲの刺さりようがないほど。ん~~だけど好きではないんだね!!笑

 

ということで、

女子は色塗りと言う休息を取り入れ、ヤスリと言う名の労働地獄から脱出する作戦を考えました。

この作戦は10分おきに色塗り部隊ヤスリ部隊をチェンジして行くというもの。

これで、平等かつ常にヤスリ作業が進むという画期的な方法になったのだった。

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もちろんこの作戦も子供たちが自分たちで勝手に考えた方法

わたしたちは一切口を出していません。

疲れてきて、サボり始めた時に伝えたのは

「自分たちで木材をヤスって終わらせないと次の楽しみにいけないよ~」

です。あくまでも自分たちでやるんだと自覚してもらうことです。

 

家をつくるのはわたしたちの課題ではありません。

子供たちの課題です。

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すると、子供たちは勝手にどうやってやろうか考えます。

 

ここで動いたのが一番年上の女の子。

この子は周りが良く見え人の気持ちを誰より分かり考えられる子です。

「この子無くしてぎゃざのメンバーはまとまらない」といってもいいでしょう。

そしてこの子の良いところは、人の気持ちに寄り添った指示の出し方が出来るということ。

たとえリーダーでも俺様な態度の人には誰もついていきません。

「わたしはこうしたいから」ではなく「〇〇ちゃんはこうしたい?」と考えて指示が出せることがみんながついてくる理由でしょう。

僕が個人的にですが、人の気持ちを考えられるという能力が人として生きる上で一番求められる力かなと思っています。情ってやつでよね。

とっても大事なモノをお持ちです。

ぎゃざでどんどん伸ばしてあげたい!

その結果が色塗り休息作戦です。笑

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これは勉強でも朝起きることでもなんでも言えると思います。

例えば

朝起きるとき、お母さんが必ず起こしてくれれば、その子は自分で目覚めようと言う努力はしなくなると思います。

でも、朝起きる事は子供の課題です。

朝起こしてもらえないなら、きっと自分で考えるはずです。

これはどちらの課題か考えることで子供の考える力は飛躍的に向上すると考えます。

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はい、話はもどり~。

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一方、男の子たちは?

俄然ヤスリに夢中です。

 

この子はいい発想を思いつきました。

「ヤスリはトゲが刺さらないためにするもの」

だったら

「木材にテープ張っちゃえばいいんじゃない!?」

ナイスな発想です。

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(真ん中の木だけツヤッツヤです。笑)

この子は発想の仕方を分かっています。

ヤスリはトゲが刺さらないためにするもの

この考え方はものごとの本質を見抜いている証拠です。

本質とはものごとの一番の目的のことです。

 

例えばえんぴつの本質なら書けると言うことです。

だから、発想としては書けるならボールペンでもマジックペンでもいいわけです。

 

この本質を見抜いた発想方法はわたしたちもいつも行っていることです。

これからの未来はこの本質を見抜いた発想力が人間に求められると思います。なんでもAI(人工知能)でできることが増えてきますが、こういった発想力は人間が勝ると思います。

この発想力はとことん伸ばしていくと化けるかもしれません!

グッドアイデア賞授与 。

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手前の子の体勢がおもしろくてパシャリ。

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好きな色塗っていいよと言われ、きれいな色をきれ~に塗っていますねぇ。

 

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休憩~といいつつ絶賛脱線中。

f:id:okagyaza:20180908103033j:plainあらこの人ったら 頭の大きさ測ってますわよ。

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引きからの図。木が大漁だぁ!

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きれいなおいしそうなお色に仕上がっております。

まだまだこれから!

今後も乞うご期待です!