【岡崎ぎゃざこども造形教室】

『岡崎ぎゃざこども造形教室』CM作ったり演劇したり幅広い表現方法で子供たちの個性を爆発させています。

第19章「ー造育こうざーこの世にない照明の発明者はキミだ!」

いつもご覧いただきありがとうございます。

6月14日(木)第19回造育こうざを開催いたしました!

 

ー自分でつくって使おう日用品シリーズー

「この世にない照明の発明者はキミだ!」

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きょうの自己紹介

今日の質問は、今回のこうざに絡めた質問!

「照明をつくることってどう思う??」です。

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これは単純に私たちが聞きたかったのもあります。

普段よく使っているものを、自分でつくるってこの子たちはどう感じているのかなぁと。

「んー機械だからむずかしそう」

「図工の教科書に載ってたようなものをつくりたい」

「よくわかんない」

「プラモデルと合わせてつくってみたい」など。

 

「よくわからない」と思う子が多いのかなぁと思いましたが、けっこう考えを持って来てくれた子もいました。

 

こういう質問で子供たちに、考える時間をつくることを目的としています。

答えはとくに重要ではなく、自分の力で考えている時間に意味があります。

考える力を身に付ける事が、自分の人生を自分で切り開く鍵となると考えています。

造育こうざも一番の目的は、照明をつくる技術を身に付ける事ではなく、

照明をつくる事で、考えたり発想したり行動することに目的があります。

その経験ができる環境は子供たちは自分ではつくれないので、大人がつくるべきと考えています。

だから岡崎ぎゃざは、造育こうざを開催しております。

最大の目的は自分で考えて行動する力を身に付け、

「自分の人生を自分で決める」ということです^^

自然と身に付くよう、楽しくを目標にしています!

 

本日の流れはこんな感じ。

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ねらい

普段なにげなく使っている日用品を自分でつくって、使ってみる、という体験をして、

こんなことを感じて欲しいです。

 

・モノの仕組みがわかる

・ありがたみがわかる

・自分で好きなモノにできる

・実際に使うことで、実用性を考える(いわゆるデザインを考える) 

 

自分でつくってみると

手間はかかる=やりがいと愛着がわいてきます

 

そうすると次に、売っているものがどれだけ有難いかを感じます。

誰かが私たちの代わりに作ってくれたんだなぁと。

モノを大切に扱う気持ちが自然と出てきます。

 

さらに、作ったものを実際に使っていると、

・やっぱりこうしたほうがいいんじゃないか?

・ちょっとここ変えてみたら?

・こうしたらもっと便利になる?

と、改善点が見えてくると思います。

 

そういう体験を繰り返し、

モノへの視点を増やし、

考える時間を増やせたらいいなというのが願いです。 

 

仕組みの時間

配線をつなぐ前に、完成見本である配線の中身を「ぶんかい」しましょー!

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注意事項を確認しながら、じっくり観察。

 

よく見るコンセントプラグやスイッチだけど、その中身なんてみたことない!

中身を見た瞬間、「おおー!なんだこれは!!」と発見がいっぱい!前のめりです。

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次に見本のように、配線を一からつなげてみよう!

電球の入るソケット~スイッチ~コンセントまで自分でコードを剥いて配線していきます。

※最終的にお家に持って帰る照明(ソケットからコンセント部分)は、安全のため、子供たちが自作したものではなく市販のものをお渡ししますのでご安心を~。

 

男子チーム・女子チームに分かれて協力し合いながらやってみよう!

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まずはハサミでコードを剥いていきます。

「こういうの苦手だ、ぅぅ」と言いながらも丁寧に作業していきます。

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あまり使う機会のない電動ドライバーを使いたがります。笑

まだまだ重いかな?

 

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「あれネジがドライバーにくっつくぞ?」

よしこれで付けてみようぞ!

 

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男の子はとくに積極的!機械はかっこいいか!

 

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「これ固いよー!」

なかなか子供の力ではできないこともあったりします。

そんなときは、自分の意思で助けを呼ぶまで待ちます。

この待つ時間が子供にはだいじです。

なんでもかんでも大人がくみとって、先回りしてやってあげていると

自分の意思をオモテに出せない子になってしまい、自分のことすら自分で決められない子になってしまうからです。

なので、岡崎ぎゃざでは自分の意思をはっきり伝えるまで待つ事を心がけております。

 

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お、男子チーム完成が間近です!真剣そのもの。

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女子チームは苦手ながらも頑張っています!最後まであきらめないぞおー!

 

今回は廃材で照明カバーとなる部分もつくります。

その部品としてプラモデルのパーツも使う事にしました。

理由は、ひとりのお友達からのリクエスト!

そしてプラモデルのパーツは、ある程度の熱にも強く照明カバーとして使っても大丈夫と聞いたので、使う事になりました!!

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新たな素材(プラモデル)に興味がいきがち。笑

「これがガンダムの足になるんだよ~、これ欲しいなぁ~~♪」

おーい、照明つくるよーーっ!笑

 

 

配線の仕組みがわかったところで・・・

テーマ決め

今回は

「あつい!」といえば何をイメージする?

というお題で照明をつくります!

 

なぜ「あつい!」なのか。

 

テーマを決める事は何かをつくる上で、道筋となるので毎回考えるようにしています。

しかし決めるのは自分自身とは言え、子供たちはまだまだ知らないことばかり。

するとどうしても好きな事にかたよってしまい、毎回同じようなテーマに。

少しは大人の手助けが必要と思い、広いテーマを与えてみます!

形容詞は広いとらえ方ができるんじゃないかと考え今回は「あつい!」

このテーマでみんなは何を考えるのでしょう~。

 

が、ここで岡崎ぎゃざの反省。。

形容詞ならと思い「あつい!」をテーマにしたわけなんですが

テーマが広すぎて、子供たちにはピンと来なかったみたいで、「あつい!」には関連のないテーマにする子が続出!おーととっと。

次回のテーマ決めは、わかりやすく広くとらえられるようなテーマ設定にすることにいたしました。毎回勉強です(汗)

 

土台つくり

テーマが決まったら土台に色付けをします。

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ペンで描いていく子、絵の具で塗る子、決めるのは自由です。

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色塗りのつづきは次回ねー!!

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次回は、土台つくりや設計図を描いてから

いよいよ照明のカバーとなる部分をつくっていきます!!

お楽しみにー^^