7:00 起床
樋口は朝から読書にいそしむ。
本は、ひとの考え方や物事の見方、人生など
そのひとが行き着いた考え方がまとめてある。
ただ生きているだけじゃ絶対であわないモノが本には沢山あります。
(ほんとうに樋口は本が好きだ)
本を読んでいたら今回の企画の目的である
「豊かさとは」「生きるために必要なチカラとは」
というヒントが隠されていた。
(今の環境・精神だから気づけたような気がする)
11:00 あさひる兼用ごはん
お土産でもらったそば!とお歳暮でもらったハム!
ひさしぶりのそばに感動さえした。
13:00 図書館へ
無料のTSUTAYAといえば図書館。
暖かくてキレイな環境で本や雑誌から情報を得る。
図書館はほんとうに好きだ。
が、今日はいつもの図書館の見え方が大きく変わった出来事があった。
「あ、のど乾いたな」
いつもは水筒やペットボトルをカバンに入れてくるが、今日はすっかり忘れていた。でも買うことはできないしなぁ。なんて思っていた。
「手洗い場の水道水があるじゃん!」
毎日公園へ行って水道水を汲んできて飲む、その生活をもう1週間続けていることを思い出した。1週間経ってもお腹がいたくなったりもしていないから水道水を飲んでも全く問題なかったことに気が付いた。
「水分はどこにいたってお金がなくたって摂れるんだ」
子どもの頃、公園で遊んでいて喉が渇いたとき、何も考えずあの水道水を飲んでいた。なんの躊躇もイヤとも思わず、美味しく感じていたと思う。
だけど大人になって、水道水はまずいと言って、いつのまにか拒否していた。結果、頭の中で水道水は飲めないものと勝手に判断されていた。
なんでだろう?
自分の知識や経験や常識といった、
自分のモノサシが小さくなっていったんじゃないか?と思う。
子どもの頃は何でもやってみたいだのこれ触ってみたいだの、知識も経験もないから手あたり次第に好きなようにやっていた。あらゆるものを受け入れる精神があった。
子どもの頃のモノサシは大きかったんだ。
そんなことに水道水を通して気が付いた。
いつでも飲むことには困らない。
「世界が広がった」
自分の常識が開放されたような感覚だった。
瞬間的に目の前がスウーっと明るく透き通って見えたのだ。
これはたぶんわたしたちのような経験をしなければ分からないと思う。
仕事をしてから、帰宅。
わたしたちには数日前から考えていた作戦があった。
メルカリだ!
ご存知の方も多いだろうが、中古品アプリ。メルカリ。
家にあるような不用品を個人から個人へ売買できる。
今まで売れたなかで、意外なものをあげてみた。
なつかしの3年B組金八先生のパーフェクトブックだ!
これは当時、番組の最後に出てくる、抽選で何名にプレゼント!に応募してみたら当たった本だ。おそらく年賀状ハガキの余りで送ったはずだからタダで当たったようなもの。
販売額は650円、配送料は195円、メルカリ手数料は65円。
よって利益は、390円だ。390円を手に入れた。
学校でつかっていたイラストレーターなどの教科書も売れた!
確実にブック〇フなんかよりも数倍の値段で売れる。
こういうチリツモのおかげで、売上は少しずつ溜まっていき、
その売上で野菜(お米2合つき)を手に入れたのだ!
ひさびさの野菜にふたりともテンションがあがった。
生命がみなぎってきた感覚。
野菜と一緒に入っていた野菜の処理方法などやお礼などお便りが入っていた。なんとも心があたたかくなった。嬉しい。スーパーで野菜を買うこととなにかが違う。人のあたたかみを感じると人にやさしくなるような感じ。
麺類もなくなってきたので、うどん&きしめんセットも購入!(もちろんメルカリで)
20:00 カレー作り
わたしたちはずっとカレーが食べたかったのだ。
野菜と一緒に2合分のお米がおまけつきなので、1合を約3時間水に浸した(笑)
すっごい真っ白になってる!!(笑)
カレーの野菜は
・ほうれんそう
・にんじん
・ブロッコリーの芯
・さといも
カレーの方もぐつぐつ
アクだらけだ!
ハッ!ほうれんそうのアクを取るの忘れていた!
ぐつぐつして、完成!
隠し味は
・インスタントコーヒー
・しいたけの佃煮
・味噌
やたらと水を浸み込ませたごはんは1合でも満足できる量の二人分に化けた!
幸せな瞬間だった。
まともなカレーしかもご飯が食べられる幸せ。
今までこんなに幸せだと思ってカレー食べた事あるか?ってくらい。
ずっと笑顔で食べた。
ゆっくりゆっくり食べた。
少し泣きそうになりながら。
なぜか?
自分たちで工夫したお金で
自分たちで選んだ野菜やお米で
自分たちでメニューを決めて
自分たちで全部作って食べたから
これに尽きると思う。
何でも自分たちだけでやったこと。
昨日までは残飯を整理していただけだから。
24:00 就寝