2/8(木)は
第8回、造育こうざを開催いたしました!
今回のタイトルは、
「自分だけの星座をつくろう!」
今回は、2月の寒空だといっそう綺麗に見える「星☆」に注目し、
自分だけの星座を作ろうというこうざです。
ねらい
星座をメインに行ったのは
今回のねらいが「見立てる力」だからです。
星座はひとつひとつ物語があります。
人や動物、モノに見立てて命名したのが“星座”と呼ばれるものだからです。
むかしの人は、夜空に浮かぶただの点と点を
「サソリ」や「ライオン」に見立てるなんて
どれだけ想像力を持っていたのか。驚きます。
そのくらいしかやることなかったのかな?(笑)
でも、のんびりと星を眺めながら想像を膨らます。
現代社会とはちがい、余裕のある心豊かな生活をしていたのか思えます。
話はもどり
今回のねらいは、「見立てる力」です。
あるモノを違うモノに見立てるというのは、本来のモノとは違った見え方をすることになります。この違う見方ができたとき、視野が広がり、想像力を高めることができます。AHA体験みたいですね!
さて今日も張り切ってスタートです。
まずは、星座クイズ
まずは、星座というものが何なのか?を理解するクイズ。
左の用紙の「星座の点」が、右の用紙の生き物の中のどれか?というクイズです。
クイズにしたのは参加型にしたかったからです。
星座のハナシってなると、なんだか難しそう。
それに学校のように先生が淡々と説明するだけの授業は嫌いです。
話を聞くだけなんて、大人だって嫌ですよね。僕は嫌でした。
生徒の立場に立ったこうざ作りを心がけています。
クイズは三択
①さそり
②えび
③カタツムリ
正解は
①さそりです。
さそり座があるという知識がなければわかりませんよね。
まさかこの点の塊が「さそり」だなんて。見たことないよぉ。
すると、ひとりの男の子が
「たしか“さそり”って星座の中にあったよね?」と。
なんでも吸収するクセのあるこの子は、幅広くいろんなことを知っています。
きっと、いろいろなものに触れる機会をご家庭でとっているんでしょう。
いい環境づくりが我々ふくめ大人にできることです!
クイズにしたおかげで、
みんなが大きな声で発言し前のめりに参加できました。
次は穴をあけます
黒色のボードに、いらなくなった箸で穴をあけていきます。 これなら危なくない!
あける穴は10個と決めてランダムにあけていきます。
そして穴のあけたボードを、みんなでシャッフル!どれが当たるかわかりません。
(自分であけたボードを使うと、穴をあけながら見立てて想像してしまいがち。
他の子のボードを使うことで、一から見立てられるように土台を作ります。)
つくる時間
さてお次はつくる時間。
10個、穴の開いたボードが何に見えるかな?
自分で選んだペンや絵の具で描いていきます。
わーっ
「足ざ」「おすしざ」「カタツムリざ」「ちきゅうのまわりざ」
みんなユニークな発想ばかりで笑わせてくれます。
いざ、発表!!
今回の発表のスタイルはいつもと違う雰囲気で。
せっかく、星座なので真っ暗にして
プロジェクターで穴のあけた点を
壁に投影しながら発表を行いました。
発表は、いつも挙手制なのですが
少しずつ手を挙げる速さが速くなってきています!
最後、一人の男の子の
「ぜーーんぶ合体させたら、どんな星座になるの?」
という一言からすべての作品を合体させることに!
ナイスな発想で、早速くっつけることに。
造育こうざでは、そんなひらめきを大切にしています。
こうざのスケジュールではなかったこともできるだけ尊重したいと考えております。
スケジュールはあくまでも、ぎゃざスタッフが考えたもの。
スケジュール通りやりたいからといって素敵な発想を否定することはしたくありません。
まとめ
今回はみんなでたくさんの見立てができました。
お友達の作品を見て、こんな見方もできる!とか
思った以上に想像がふくらんでいました。
なにかを本来の目的とはちがう視点で見る。
日常でもなにかを見立てるクセをつければ、将来、困った時に別の視点からの見方ができ、自分を助ける能力につながると信じています。
見立てのチカラをもつ子の子達がすてきな未来を創り上げていくことでしょう!
次回は2/22(木)!
次回は誰もが着ている「服ふく」をテーマにいたします。
詳細はまたブログを更新いたしますのでぜひご覧くださいませ☆